循環型社会へ向けて !!
まちづくりPart8
共生マーケティングによるプロジェクト創出
地域の課題を検証し特性を活かしたビジネス展開
共生マーケティング「地方経済共益圏」における串間の方向性とは、前出の記述「第一次産業を主とするすべての産業と公の機関、そのエリアに居住する人々が多角的な密度の濃いつながりによって、特に経済面において相乗効果を生みだす」との意味合いから、構成要因を模索することからスタートする。
これまでの串間市の歴史の中で、市民・行政・政治の関係性において、必ずしも「それぞれのあるべき姿」を確実に遂行できていたかと問われると必ずしも肯定はできないのではと思われる。
その検証(考察)をする前に下記の文章を参考にしてほしいと思います。
民間(市民と企業を分ける)、行政、政治の三者は、現代社会の運営において相互に深く関連し、影響を与え合う関係にあります。それぞれの役割と関係性は以下の通りです。
1. 市民
- 役割: 自らの言動を決められる権利をもつ個人でありながら、家族や職場、地域の一員としての義務を負う立場にあり、双方の責務をバランスよく果たすことで社会の一員となり得ます。
- 行政・政治との関係: 現代社会の充実した行政サービスを受ける権利をもつ一方で、納税や各種手続きの義務を果たす必要があります。市議、県議、国会議員を選ぶための投票の行使は権利と義務を併せ持つものとなるが、市や県において特別な場合を除き個人の立場で政治や行政に及ぼす関係性は小さいといえます。
2. 民間(企業、NPO、事業者など)
- 役割: 経済活動の主体として財・サービスを提供し、社会の多様なニーズに応えます。また、イノベーションの創出、雇用確保、地域社会への貢献(CSR活動など)も重要な役割です。
- 行政・政治との関係: 規制の対象となる一方、官民連携事業(PFI、指定管理者制度など)を通じて行政サービスの一部を担うこともあります。政治的な決定(法律、予算、規制緩和など)は、民間の経済活動に直接影響を及ぼします。
3. 行政(政府、自治体など)
- 役割: 国民全体の奉仕者として、法律や予算に基づき実際の行政(公共サービス)を公平かつ中立に執行します。生活基盤の整備(インフラ)、福祉、教育、治安維持など、広範な住民サービスを提供します。
- 民間との関係: 民間からの多様なニーズに対応するため、官民連携の手法を取り入れたり、民間委託を行ったりします。
- 政治との関係: 政治(内閣や首長)によって決定された政策や方針を実行します。行政職員は政治的中立性が求められますが、業務内容が政治的な色合いを帯びることで板挟みになるジレンマも存在します。
4. 政治(国会、内閣、地方議会、政党、政治家など)
- 役割: 国民の代表として、国の基本方針、法律、予算などを決定します(立法権、行政権の一部)。国民の意見や要望を政策に反映させ、社会全体の方向性を決定する役割を担います。
- 行政との関係: 内閣が行政権を担い、行政機関を指揮監督します(議院内閣制)。国と地方自治体は対等・協力関係にありますが、地方行政は首長(政治家)の公約に基づいて進められることもあります。
- 民間との関係: 民間の経済活動が円滑に行われるよう法整備や規制緩和などを行い、また経済対策などを通じて影響力を行使します。特定の企業との「癒着」が問題視される一方で、透明性のある「明るい連携」が模索されています。
関係性の要点: これら三者は、それぞれ独立した機能を持つと同時に、ガバナンス(統治、協働)という観点から密接に連携しています。
- 政治が方向性を決定し、行政がそれを執行し、民間が社会の多様なニーズに応えるという基本的な役割分担があります。
- 近年は、複雑化する社会課題に対応するため、従来の「官主導」から、民間や住民も巻き込んだ「協働」や「マルチセクター連携(ジョイントセクター方式など)」の重要性が高まっています。
- 三者間の連携を透明化し、それぞれの専門性や経営感覚(民間のノウハウ)を活かしつつ、公平性・中立性(行政の原則)を保つことが課題となっています。
串間の方向性
三者間のあるべき関係性を見るとき、これまでの当市のそれぞれの関係は決して誇れるものではなかったといえます。
長期に渡る利権がらみの市長選がその主たる要因であったことは否定できませんが、それに関わる業者と市民の責任も見逃すことはできません。
また行政面についても地域社会への貢献度レベルが高かったとはいえず、市全体において先見性が欠如していたといえるでしょう。
当市のような日本の端に位置する地形性からして物流や交流における不便性はどうしようもなく、だからこそ過去の大規模港湾立地(アジアポートプロジェクト)の受け入ができなかったことが悔やまれるのです。
そのような串間の過去ではありましたが、ここにきてようやく派閥構図が完全に払拭されたことで、国政・県政・市政のつながりに支障がなくなり、今後の方向性に光明を見出すことができたことで大いなる可能性を感じられるようになったことは効転換への機会として私たちの気持ちをも高めてくれました。
「鉄は熱いうちに打て」とのことわざから、物事がうまく進む好機を逃さず、熱意があるうちにすぐに行動すべきだという意味に沿って、私たちも速やかに行動を起こす決意をしたところです。
人材バンク&物財バンクの創出
地域社会においてこれまでボランティアにより率先して活動を継続してきた人々、及びその意識が強い若者などを「人材バンク」に登録することにより、個人として賞賛的評価を受けることで、以後の活動における周囲との関係性が高められ、より積極的な活動へと向けることにつながる。
またそれぞれの団体が主催する社会活動において登録者への協力を求めやすくなり、以後の相互協力によりイベントの更なる盛り上がりが期待できる。
その上で、物財バンクを設けることで活動に必要な機器や道具など「物」の貸し借り及び賃貸借が円滑に行われ、より充実した活動へとつながる。
この人材と物財の情報の一般市民への周知により更なる相乗効果となる市民の連帯意識が高まり、それが市内全体へと波及することで活動への参加増が期待できる。
串間の課題と特性
串間の課題【マイナス要因】
①超少子高齢化
②青壮年労働力の減少
③第一次産業就労者及び後継者の減少
④安定して働ける職場不足
⑤交通インフラ整備の遅延
⑥公共建造物の老朽化
⑦放置空き家の増加に伴う弊害
⑧鳥獣被害
⑨教育費を主とする貨幣の市外流出
⑩過剰伐採(杉材)による土砂流出
⑪病院診療科の不足
⑫環境整備関連支出の増大化
⑬観光客の減少
串間の特性【プラス要因】
①豊富な森林資源
②郵便番号888
③市外局番0987
④馬と猿のいる観光地
⑤きれいな空気と水
⑥余裕ある居住エリア
⑦77kmの変化に富んだ海岸線
⑧奥深い山々
⑨日照時間
⑩温暖な気候
⑪時間に余裕のある高齢者の増加
⑫IT企業誘致の可能性
ここまで挙げたマイナス要因のうち、今すぐに解決できる項目は一つもないが、反対にプラス要因の中には今すぐ活用できることが多数ある。
ここではマイナス要因を解決しようとする方に時間をかけるのではなく、プラス要因を活かすことで、いくつかのマイナス要因が解消され更に活かせる効果【プラマイ効果】🔙造語)を期待すべきです。
それでは、プラス要因とマイナス要因のなかで関連付けできるものを探ってみましょう。
一番目にプラス要因の①⑧⑪での山林資源を生かしたビジネス展開により、その結果、マイナス要因の①②③④⑫の要因を解消できるかプラスに向けることができます。
①豊富な森林資源
⑧奥深い山々
⑪時間に余裕のある高齢者の増加
①超少子高齢化
②青壮年労働力の減少
③第一次産業就労者及び後継者の減少
④安定して働ける職場不足
⑫環境整備関連支出の増大化
また二番目にマイナス要因⑬をプラス要因の②③④⑤で解決できます。
⑬観光客の減少
②郵便番号888
③市外局番0987
④馬と猿のいる観光地
⑤きれいな空気と水
三番目としてプラス要因⑫の可能性を広げるプラス要因⑤⑥⑧⑩から、マイナス要因④⑥⑨の解消につながります。
⑫IT企業誘致の可能性
⑤きれいな空気と水
⑥余裕ある居住エリア
⑧奥深い山々
⑩温暖な気候
④安定して働ける職場不足
⑥公共建造物の老朽化
⑨教育費を主とする貨幣の市外流出
これらの可能性をいかに伸長できるかは、特に高齢者への意識付けをどこまで浸透できるかが大きな要素になります。
それには、まず一番目を高齢者グループなど集団のかたちで展開することにより、ある程度の経済効果を得ることと、それが生きがいにつながることで、そこから自然にボランティアの意識が芽生えてくるとが期待できます。
不思議なもので、若いころほとんどボランティア活動に携わったことがない人ほど一度その重要性に触れ、気持ちの高揚を感じることで、それまで何十年も活動してきた人よりもボランティア意識が高まり、それ以降はボランティアできる日を楽しみに待つようになるということです。私の周りにもそのような人が数多く存在します。
中途半端に知っているより何も知らない方が素直に吸収できます。ボランティア活動についても、長年携わって満腹になった人より、始めたばかりの人の方が積極的に行動することができます。
社会活動の後継者にはそのような人の方が向いているかもしれません。